tryしない医学記録

114回医師国家試験受験者が電子書籍・デジモノ・勉強について書きたいことを書くブログ

今後の初期研修医としての勉強方針とか本買ったとかそういう話の書留

f:id:trynoteN:20200606192548p:plain


6月。早すぎる....


あれよあれよとしている間にもうこの時期となりました。

勉強... あー勉強ね、はいはい。明日から本気出しますよー、といいつつはや二ヶ月。

そりゃローテ科始めるときとかはそれなりのなにかしらの準備はしたりはしましたが、まだまだ足りねぇ!

勉強するために研修医室の自分のデスク整えたのにレポートやカンファの準備しててその後やろうと思っても結果集中力なくなってやらない!

土日は眠い!


当直で無理やり病院にいればワンチャンやれるんじゃ...  と思ったけどなんか気持ち患者増えてきたし、
同期は今日の当直、時間あったわーとかいってるのにそんなこと自分のときは一度もない!


ということで、このままだとなぁなぁでいつのまにか年末を迎えそうな気配なので、今後何をやるかを戒めを込めてここに記載していこうと思います。



もちろんレポートとなり、カンファなり、その他色々なりでわりと負荷はありますが、そんなことは言ってられないので、まずは羅列して、年末とかに反省会でもしようかと思います。



とにかく本は読んでねぇ!! ってのが事実なのでね。まずやろうってことで。そのためには土台が必要ってことで。

はい。 皆さん私の監視のためにこの記事を読んでいただけると幸いです。




intro


まずここには各項目に沿ってやっていきたい、読んでいきたい、見ていきたいものを記載して行こうと思います。

んで最後にそれをどうやっていくかを書いていこうと。



そんな感じでいきます


救急


当直はじまりまして、だいたい10回いかないくらい?入ったかなぁ?ってところですが、まず色々検討した結果こちらの本をご用意しました。

現場で使用するための本


1.当直医マニュアル

2.京都ERポケットブック


3.ジェネラリストのための内科外来マニュアル



4.あなたも名医!もう困らない救急・当直 当直をスイスイ乗り切る必殺虎の巻!



はい。まずこれね。3はべつにいらんかもしれんけど、とりあえずこの子たちの該当項目を確認しながら当直をするようにしています。


京都ERは3次用。救急車が来るまでになにを考えるか、で愛用しております。
ちなみにそれ以外でもこの本の総論は非常によくできており、最初読んだ時、ええことかいてあるやんけ... って思った記憶があります。

救急の勉強方法についてもふわっとではあるけど書いていて、やっぱね、救急の勉強ってそうだよね、と思った記憶があります。
考え方を学ぶ本っていう側面が強いかもしれませんね。買ってよかった。





当直医マニュアル先生はまぁ普通買うよね?って本。
こいつが一番有能なのは具体的な当直の処方方法が書いてあるところ。THE 無知な自分でもやろうと思えば出せる!そうお薬が出せる!お医者さんだね!

スクラブに入るくせに、ものによっちゃ具体的な診断基準も書いてあっておいおいキャパシティ半端ねぇな.... って本です。

小児の救急対応まで書いてる。やばい。


上記4つ挙げていますが、絶対買っとけというなら当直医マニュアルでしょう。名に恥じない当直乗り切れるぜマニュアルです。
買おう。頭のいい3年目の先生複数もみんな持ってた。持って書き込んでカスタマイズしつつ使ってた。

自分もそうしようかと思っています。


ただし、症候についてはページ数の関係もあるんでしょうが、弱いです。疾患がわかったらこれだけど、疾患がわかるまでは他の本にまかせないといけないかなーといった印象でした。





ということで残り2つの本が光るわけですね。

内科外来マニュアルと林先生のあなたも名医!~ってやつ。


どっちかだけ買うなら林先生の方ですね。やすいし。


これらを見て症候から疾患を鑑別していくのがいい気がします。

内科外来マニュアルにいたっては各症候に対してその頻度やそれぞれの対応の一覧表がありますので、見落としがないかどうかに自分は主に使用しています。


林先生のやつは通読して(まだ読み切ってないけど)、最初walk inできた患者についてどう考えていこうかなぁってのに利用しようかと思っています。




まとめますと現在の自分の救急の対応方法は以下のルーチンとなっております。



1次2次


患者くる→(まだ把握しきれていない症候だったら)林先生のやつでパラパラみてざっくり確認→問診→
→疾患がだいたいわかった→当直医マニュアルで確認・対応
→疾患わかんね→内科外来マニュアルも再確認、上級医と検討→当直医マニュアルみつつ対応


3次
患者くる連絡→京都ERはでざっくり確認→京都ERに合わせて問診→疾患がわかったら当直医マニュアルで確認・対応



こんな感じで思っとります。

その後復習として林先生のやつや症候があるようなら内科レジデントの鉄則とかなりで確認して当直医マニュアルに書き込むようにしています。



今後変更はあるかもしれませんが、こんな感じで(集中力が途切れていなければ)対応する予定です。ご参考までに

その他、読んでおきたい本、見ておきたいもの

1.できる救急外来


救急外来のカルテをどうしようか、素晴らしい先輩の作ったカルテのセットがあるんですがなんとなく自分の中でスッキリしない感じがして色々悩んでいました。
かといって型がつく~の例のカルテ本もなんとなくしっくりこないし...

そんなとき2年次の先生の机の上に載っていたこの本を確認。すんませんすんませんと言って借りてちょっと読んだところ、

「おう、これ一番カルテの書き方スッキリしているやんけ!」と思い、自分でもご購入。

標準的なカルテセットがよさげなだけのみならず、各症候に対してなにをカルテで確認すべきかまで細かく書かれております。


ということでこれをカルテセットに適応することを決定しました。できれば症候ごとに作成したいなと思っております。




2.救急外来ただいま診断中!


もう少し経って余裕ができたら読みます。

まだこいつにたどり着く余裕はない...



3.ケアネット
「Dr.林の笑劇的救急問答」
https://carenetv.carenet.com/series.php?series_id=313


このシリーズを時間があるときに少しづつ見ていこうと思っています。でもすぐじゃないかもね。


救急はこんな感じです。



輸液


過去の記事で書きましたが、まともに文章が読めない文盲のため、持っている輸液本読んで挫折しています
www.no-try-medical.com


ので、輸液さんは困っております。コウメイ先生が輸液の本を出版してくださるようですが、それはそれで拝読させていただくとしてその前にもとりあえずの形でも確認したいわーってことで検討を重ねていました。


結果、買ったのはこれ。


みんな大好きレジデントノートさん①です。
全部読みきっているわけではないですが、読みやすく、症例ベースで教えてくれるのでとりあえずこれでできる限り戦っていこうかなぁと思っております。


本当に初歩だけ確認したいってのであれば内科レジデントの鉄則の輸液の項だけ読んでおくのも正解かと思います。

というか内科レジデントの鉄則は買っとこうね。


輸液はこれで凌ぐことにした。以上。



コウメイ先生の本もそろそろ発売するらしい。買います。

抗菌薬


Antaa Slideのおかげで初歩の初歩は確認できました。

が使う方法はまだまだです。


これについても勉強用に使いたいもの、使用時に参照したいものに分けられます

勉強用


勉強用はまずこれ


私のような人間は演習系のほうが覚えやすい気がするので、とりあえずこれをお勉強予定。

ド安定のMCQで勉強させていただきます。カラーなのでなんとなく頭に入ってきやすい感があります


ちなみに基本的な本での勉強の方法として一応以下の本も検討しましたが

非常にわかりやすい感じがしたので検討しましたがなんとなく使い方までは手に出せない気がしたのと『抗菌薬ドリル』のほうが考える作業が追加されるので頭に入りやすい気がしたのでこっちを除外しました。

が、めちゃくちゃわかりやすそうな感じはしたので手にとって検討してみてください。




他抗菌薬ドリルを読み終わったら通読予定の本としては以下の通り


当然ながら、考え方は別の本で身につける必要性を感じますので、こういった本で確認を取ろうと思っております。

参照する本

2択やね


A.


B.


自分はレジデントのための感染症診療マニュアルをなんやかんやで電子書籍として買ったのでBで確認していく予定ですが、ポケットに入るのは感染症プラチナマニュアルなのでこちらを持ってるほうが楽な気はします。

が、今の所自分はレジデントのための感染症診療マニュアルで間に合っていますのでこっちでそのまま行く予定です。
総論はしっかり読みます。あとは辞書的に使用する予定です。

読みやすさとしては感染症プラチナマニュアルだね。やすいし(2000円)。



時間があれば(ないけど)、ケアネットにて岡先生の感染症に関する講義がありますので、見るとしたら2年次になるかもしれないけどみたいところです。


https://carenetv.carenet.com/series.php?series_id=258




感染症についてはこんな感じ。


血液ガス


前の記事で記載の通り、
www.no-try-medical.com

竜馬先生の血液ガス白熱講義150分
は読了済みですんで、

どっかのタイミングで帰ってきた竜馬先生の血液ガス白熱講義22問を読む予定です。



血ガスとったあと解釈の計算するの、楽しいです。




ちなみに代償の計算の一覧は内科レジデントマニュアルにも、京都ERポケットマニュアルにも載っていますので、そっち参考にするほうがみやすいかも。


京都ERに至ってはゴロまで書いているので、自分はそれをスキャンしてonenoteでいつでも参照できるようにしています。


手技

やっぱ動画のほうがいいです。ので自分は主にケアネットで確認しています。
https://carenetv.carenet.com/series.php?series_id=251


ここにないやつは中外製薬のやつで確認して
chugai-pharm.jp


それでもなければ手技みえもしくはねじ子で確認しています。


現場のコツ的な意味ではねじ子のほうが有用なイメージですが手技みえのほうが写真付きなので最初のとっつきは良さげです。本だけで検討するとしたら。



エコー


現場で直接教えてもらうのが一番。


病院によって機械も違かったりするので。


で、それより前に確認するって意味なら

ケアネットTVで適当にエコーって検索して勉強するのがいいかも
https://carenetv.carenet.com/search/series.php?key=%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%83%BC&sort=new


(個人的にはナベちゃん先生のだれでも撮れる心エコー(全4回)は見る)


復習とかで使うならこの本でしょうね。



はい、そんな感じ。

自分は研修医室にエコーが置いてあるので、今後暇そうな同期がいたらちょっと上半身脱いでもらって適当にスキルアップを目指していくのが妥当かなぁと思うところです。



心電図


www.no-try-medical.com



前の記事の通り、3秒で読む心電図読んでるので、急いでコウメイ先生の本を読む予定。



そのあとははっきり行ってなんか負荷かけないと勉強しない気がするので、心電図検定でもうけようかと思っています。


とりあえず3級、めざすは2級って感じで。まぁ本みてレベル見て考えます。


画像診断


最後、画像診断。


前にツイッターに書いた通り。


画像診断ドリルは購入済みですので
ケアネット見終わったらそれやって、それでも足りなければなにかしら考えるつもりです。

そのときは適当に発信したりしなかったりします。



まとめ


書きまくったのでとりあえず紹介した本一覧


【救急】
・現場使用用
当直医マニュアル 2020 第23版/医歯薬出版/井上賀元

京都ERポケットブック /医学書院/洛和会音羽病院救命救急センター

ジェネラリストのための内科外来マニュアル 第2版/医学書院/金城光代

あなたも名医!もう困らない救急・当直 当直をスイスイ乗り切る必殺虎の巻! ver.3/日本医事新報社/林寛之

・その他読んでおきたい本

できる救急外来 カルテを使えばうまくいく /医学書院/天沢ヒロ
(カルテ作る用)

救急外来ただいま診断中! /中外医学社/坂本壮

【輸液】

レジデントノート 2020年5月 Vol.22 No.3 輸液ドリル〜実践に役立つ基本がわかる問題集

今後発売のコウメイ先生の本
レジデントのための これだけ輸液

【抗菌薬】

・勉強用

抗菌薬ドリル 感染症診療に強くなる問題集 /羊土社/羽田野義郎

感染症診療のロジック 患者さんのモンダイを解決するキホンとアプロ-チ法 /南山堂/大曲貴夫

・参照する本

感染症プラチナマニュアル 2020 /メディカル・サイエンス・インタ-ナショナ/岡秀昭

レジデントのための感染症診療マニュアル 第3版/医学書院/青木真

【血液ガス】

レジデントのための感染症診療マニュアル 第3版/医学書院/青木真

帰ってきた竜馬先生の血液ガス白熱講義22問 /中外医学社/田中竜馬


【手技】

診察と手技がみえる vol.2 /メディックメディア/医療情報科学研究所

ねじ子のヒミツ手技 1st Lesson /エス・エム・エス/森皆ねじ子

【エコー】

解剖と正常像がわかる!エコ-の撮り方完全マスタ- YOUR FIRST STEP /医学書院/種村正

疾患と異常像がわかる!エコ-の撮り方完全マスタ- YOUR NEXT STEP /医学書院/種村正

【心電図】

3秒で心電図を読む本 /メディカルサイエンス社/山下武志

レジデントのためのこれだけ心電図 /日本医事新報社/佐藤弘明

【画像診断】

レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室 ベストティーチャーに教わる胸部X線の読み方考え方 第2版/日本医事新報社/長尾大志

レジデントのための腹部画像教室 /日本医事新報社/山〓道夫

画像診断ドリル 救急医と放射線科医が伝授する適切なオーダーと読影法 /羊土社/藪田実


【その他】

内科レジデントの鉄則 第3版/医学書院/聖路加国際病院内科チーフレジデント




こんな感じです。

ここらへんは通読できる系はちゃんと読んでおきたい。もちろんローテ科の勉強はしながらの前提で。




勉強方針


最後に自分の勉強方針。

優先的にやることとしては
当然、ローテ科の勉強はしていく一方で

できる救急外来参照でのカルテセット作成、
輸液の本を読む
抗菌薬ドリルをやる
これだけ心電図を読む
救急で来た患者をもとに救急の本(特にあなたも名医~)などを読みながら復習


こんな感じですかね。その他のケアネットの講義や本についてはこれらが終了後再度考えたいと思います。



ローテ科ごとに使えた本については年末にでもまとめて書こうかと思います。


以上、ただただ本を紹介する記事でした。

6月頭から書いてたけど、6月20日公開になってしまった...


いやはや...


皆さんお疲れさまです


にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へにほんブログ村医大生ランキング