このごろDMで複数必修どうしたらいいんですか的なお問い合わせが来ます。
なぜ自分にと強く思うし、受験のプロでもない、もっといえば受験もしていない人間なのにと思ってしゃーないんですが一応質問には答えようと思っているのでここでお答えしようと思います。
ただ、一応書きますがあくまでもn=1であり、かつそんな成績がいいような人ではないことをご承知の上ご確認ください。
ちなみに例に冬メックの問題をちょっと挙げるので、まだやってない人は注意ってことで
intro
これの一番わかりやすいのはmedu4の必修特講が特講シリーズにならなかった2017年版のやつのchapter1.ガイドラインから考える必修対策なんだけど、現在の必修特講だとそのintro消滅してるっぽいんだよね...
復活してほしいと切に願っているんですが、どうでしょうmedu4さん。
その中で一番注目していただきたいのが1.5の「ここまで対策しても必修で点が伸びないタイプ」と7.「必修で本当に落ちないために」ってやつですよ。
ここをどうにか復活してほしいと思ってます。
来年からの必修特講には再度入れ直してくださいmedu4さん。
といっても今年の受験生がそれを見ることは叶わないでしょうから個人的にそれとは関係なく(少し似ているかもしれませんが)、必要だと思うことを挙げたいと思います
必修の考え方
必修が点数伸びないんです助けてください!
なんて人は既に必修の必修たる問題、例えばカルテの書き方とか面接の仕方とかそこらへんは多分なにかしらで勉強していると自分は思っています。もう60日切ってるみたいだし。
ちなみにガイドラインは一応目を通すの大事だと思いますんでちゃんと見ておいてください
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10803000-Iseikyoku-Ijika/0000128990.pdf
13ページから記載があります
で、それでも点数が上がらないって人の問題は大きく2つに分けられると思います
1.そもそもパンリンの知識が足りない
2.必修とパンリンを同じ立ち位置で解いている
3.文章読んでない
この3つなんじゃないかと思ってます。
一つずつ挙げていきます
そもそもパンリンの知識が足りない
必修の必修たる部分でどのくらいだと思います?
medu4の2017必修特講を見る限りだと約35%です
しかもそのうちこう真面目な人間だったら解けそうな系問題は約7%です。
ってことは本当に必修として対策しないといけないのは30%を切ります。
あとは臓器別や公衆衛生の知識なんですよ。70%。
つまり、パンリンも平均より下くらいだわって人は必修対策ができていないから必修が取れないんじゃなくてパンリンができないから必修も取れないが正しいものと思われます。
必修とパンリンを同じ立ち位置で解いている
こんなこと言っておいて、別に同じ立ち位置でもいいような気もするんですがときどき周りを見ると
パンリンは点数取れてるに必修が取れない人を見ます。
そういう人は端的にいうと考えすぎなんじゃないかと自分は思っています。
ちなみにこれ詳しくは『医師国家試験の取扱説明書』の付録に必修の点数の4段階みたいなのが書いているやつの受け売りといえば受け売りになるんですが、その3段階目の人がこれに当てはまります。
詳しくはマジで有益なので付録だけでも買って10分でも読んでくれと思うところなんですが、
臓器別の知識が増えてきて、こっちもあってんじゃねーかと思って点数を落とす。
これがざっくりいうとそれに当たるっぽいです。
この時期だととくに臓器別も十分まとまってきていると思うのでそういう人多いんじゃないかと思うところ。
そういう人に伝えたいことはこれだけ
2択で迷ったら
一番受験生が選びそうな選択肢を選べ!
これに尽きます。
パンリンでも当てはまるっちゃ当てはまるんですが、必修では顕著です。
必修は正答率が十分高いと見込んでいる問題を用意しているわけですから、はっきりいって当然です。
いや、もしかしたら裏を書いてこれなんじゃね?
とか、この疾患の合併症にそういえばあれがあって、それにはこの選択肢当てはまるからこっちじゃね?
とか、そんな考えは捨ててください。
必修はAだからBという問題がほとんどです。
A→Bの症状を併発→Cがあり得る
なんていった矢印は基本出ません。A→B 矢印一本だけで完結するものだと思ってください。
赤信号みんなで渡れば怖くないが一番適するのが必修だと思っています。
ので、迷ったら普通の人はこれ選ぶやろなを勇気を持って選ぶようにすることを自分はしています。
ちなみにそれでどうしても解けない系の問題は当然必修でも存在します。
冬メックでいえば、ターニケットなんて知らなければ解けないし、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応なんてまるで知りませんでした。
そんなんみんな解けないんだから無視してOKです。
一番痛いのは「きっとみんなこれ選ぶやろうけど、今回にいたってはこれに違いねえ!」
をやってしまうことです。
きっとみんなこれ選ぶからこれやな、を勇気を持ってできるようにしてみてください。
これで自分は必修の点数が安定したような気がします。
でもみんなこれ選ぶは最低限臓器別の知識が必要だってことはご理解ください。
文章読んでない
これはおまけに近いですが、だいたい8割切る人って臨床問題をめっさ落としてるイメージなので一応こちらも一つ。
ちゃんと臨床問題は読みましょう。上から下まで。
自分はちゃんと主訴は丸つけて、既往歴は線引いて、なんか重要そうなその他情報にもなんか線引いて、検査データは異常値は上昇しているか、低下しているか全部矢印を文字の上に書くようにしています。
例えば気管挿管や酸素投与するかどうか
呼吸困難感訴えてなければしなくていいですよね?
ちゃんと読んで否定してますか?
日本語をちゃんと読めば解ける問題たくさんあると思いますんでちゃんと読んでから選択肢を吟味しましょう。
必修の今後の勉強法
以上を踏まえまして、今後の勉強法って話ですね。
ちなみに自分はテコ4で死ぬようなことがなければmedu4のやった必修特講のテキストを見直すのとMECの必修予想を見る程度で、必修問題を特段にやるとかそういうつもりはありません。
ので、他人にも特にすすめるものもありません。
やってないならmedu4の必修特講とかその他予備校の必修対策講義だけだと思います。
んで、パンリンがそれなりできて上の考え方ができれば全然ボーダー超えると個人的には思ってます。
パンリンが足りねぇって人は各やった予備校の臓器別の知識をやり直す、もしくはそんな時間がないなら1/1に出るmedu4の究極MAPでスクリーニングかけるってのがコスパ的にはいいかなと思います。
あとは少し気になるのは英語ですね。6点分。
113回のやつは正答率低かったんで、別にいいかもしれませんが、最低限みんなが取れるものは取りたいと思うところ。
これについてはなんとなくこれはMECの必修予想は英語バンバン出しそうな感じなのでその人はそれでいいとして、それ以外で余裕がある方はちょっと対策しておくといいかもしれません。
個人的なおすすめはこれ
これの335症候で知らないやつだけピックアップして覚えれば少しでも本番のお守りになると思います。
なんとなくそこまでいるの系の症候も紛れていますが基本的にはコスパ的にも有用だと思います
やろうと思えば2,3日で回せるとは思いますので検討してみてもいいかも。
ただ、余裕がある人だけね。 臓器別確認するほうが優先だと思います。
以上つらつら書きましたが、まとめますと
必修8割いかない人は
1.臓器別の知識が足りないと思ったらテキストで再確認!
2.赤信号みんなで渡れば怖くないを勇気を持って実行!
これを守ればいいんじゃないかと個人的には思います。
まぁ必修問題1月から一日◯問解くってのも2のトレーニングになるからいいかもしれません。
でも必修QBとかRB必修禁忌とかはいらねーんじゃないの?というのが個人的意見です。
思ったより書いたな....
誰かの参考になれば幸いです。 あくまで個人的意見だということを踏まえてどうぞ。