ちょくちょく読んでやっと読み終わりましたので備忘録を踏まえて感想を記載。
端的に言えば
「回数別やる前に一回読んどくといいかも」
と思いました。
読んで思ったこと
この本は医師国家試験に対するアドバイスを全47個紹介している本です。
あんまり書くのも中身言ってることになってしまいますので、ここでは簡単に紹介できたらと思っています。
まず特に参考になったと思うセクションは以下の通り(内容を書いてしまうと問題なのでふわっとした記載にしています)
§3~5 臨床問題の読み方について
§11 選択肢を吟味することについて
§16 画像の読み方
§17 自分の回答についての判断
§21 知識のドーナツ化を防ぐために
§22 臨床問題をサマライズする
§23 臨床問題で必ず確認する内容
この他に関しては無意識に自分がやっていたり、知っていたりって感じだったので純粋に新たな気付きとして得られたのが上に挙げたセクションの内容です。
また、最後に記載のある付録2 エラー集がかなり参考になりました。
これらを読んだことで、いかに自分が問題を解くという作業を雑にやっていたかがよくわかりました。
前から思ってはいましたが解答できればいいや感が自分の中では強く、どうしても他の選択肢や問題内容をないがしろにしていた感が否めません
そういったパターンの人のことをこの本では速度過剰型としています
自分がそれを脱却するためにはどうすればいいか、それをセクションを全て読み終えた後付録を見ることでその解決方法を確認することができるのが本著です。
medu4の練習問題などまず知識を確認するという意味では強く意味をなさないのかもしれませんが、今後やっていく過去数年分の問題を解く上ではこの本で書かれている内容を駆使して問題を解いていくのとそうでないのとでは雲泥の差があると感じました。
こちらで記載している今後の勉強の際の問題解答時にこの本の話を取り入れてみたところ、問題の中での「気付き」が今までよりかなり増えたのも実感しています。
そういう意味ではタイトル通り、医師国家試験を解く上での取扱説明書にふさわしい内容だったと思います。
読むべき人
そういうことで、一番これを自分がよんだほうがいいんじゃないかと思うのは冒頭にも記載している通り、
「今から回数別をやりはじめるその前」の人が効果的なんじゃないかと思います。
ちなみにこの本は最初の方にこのタイミングの人はこう読め!みたいな指南もご丁寧に記載してあります。
ので、そうでなくても手にとってみるのも非常にアリかと思っています。
研修医向けの内容も散りばめられていて、今後もまた読み返せそうな、そんな本の内容になっています。
あんまり販促になっていないかもしれませんが、読んでみると医学生は気付きが絶対ありそうな感じの本です。
暇なときにでも読んでみるといいかと。
以上、短文ではありますが、ご紹介でした。